人間椅子

移動時間に、青空文庫から江戸川乱歩の「人間椅子」を読みました。
短編ですので、30分かからずに読み終わることができました。

目次
概要(前半)
思考

図書カード:人間椅子

概要(前半)

作家の佳子の元へ届いた手紙の1通。
その分厚さから、原稿かと思いながら読み始めてみるが、手紙のよう。

椅子職人を自称する送り主が、その手紙の中で己がしたことを語ります。
ある時、椅子の中に空間を作り、そこに潜んで納品先へ行き、盗みを働くことを思いつきます。
納品先のホテルでいい感じに盗みを働きつつ、自分の潜んだ椅子へ座った人へ恋心を抱くようになります。

思考

以降ネタバレあり

これはもうあれだろって思いながら読んでて、そのように事が運んでいったかと思いきや、最後に一発やってきます。

こういう、最後が「でどっちなんだよ?」ってなるのはわりと好きです。 どうなんだろうと考える余地が沢山あるので。

一番、邪心なく考えれば、2通目の手紙を信じることになるのですが。
本当に椅子にいて、会いに来なかったので2通目を出したとも考えられます。
でも、そんなに長く椅子にいたのなら、家の食料が減っていたりしますよね。
1通目で動きが悪くなっている旨を書いているのだから、そこを信じれば抜け出して以降の行動がちょっと無理ですし。

で、考えたのがストーカー。
佳子がビビるほどのあれは、きっちり調べていないと書けないでしょう。
送ったら読んでるのを知っているとか。
2通目の届くタイミングとか。観察してたと思う。
郵便屋さんは1日1回だと思うのですよ。

椅子にいなかったにしろ、これだけ調べ上げられていたら、気味悪いです。

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