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坊っちゃん

公開日:2017.03.05
更新日:

友達と道後温泉に旅行に行こうということになりまして、せっかくなので青空文庫から夏目漱石の「坊っちゃん」を読みました。

Book Data

青空文庫 作品名:坊っちゃん
著者:夏目漱石
舞台:日本 (明治)
青空文庫 図書カード:752

青空文庫
作品名:坊っちゃん
著者:夏目漱石
舞台:日本 (明治)
青空文庫 図書カード:752

概要

ネタバレあり

 父の死後、遺産で物理学校へ入学、卒業後四国へ数学の教師として赴任した坊ちゃんのお話。
 主人公の本名はでないまま、しかも主人公が適当にあだ名を付ける上に、一人称なので登場人物はほぼほぼあだ名表記です。

 結構、色々な出来事が盛り込まれているのですが、教師生活は一ヶ月ほど。
 その中で、いつでも誰かに観察されているという田舎の洗礼を受けたり、生徒達にからかわれたり、教師の恋愛の問題に首を突っ込んだり。
 とりあえず、自分の信じる正義を基準に行動しています。

思考

ネタバレあり

 マドンナと坊っちゃんって関わってないやん、って。しかも、マドンナって、そんないい人じゃないよな、と。
 婚約者居るのに、金で他の男にって。

 坊っちゃんもそんなにいい人じゃない。自分はこうだと思う方向にただただ突っ込んで行っているだけ、ですから。
 最初に無鉄砲と断っておけば、いいというものじゃないよ。
 AさんにBさんの悪口を吹き込まれれば、Aさんがどういう人かとか関係なく、Bさんは悪者だと突っ走ってしまう。
 突っ走るから逆に、Bさんは悪いやつじゃないとなった時の切替も早いけれど。

 個人的に、読書感想文を書けと言われるとすっごく困るタイプの話でした。
 そんな物知らんがなって、感じで。
 特に何も残らない、また読みたいと思わない、そういう話でした。