iCompta 6でこんな使い方もできますよという例として、個人の財布から家の支出をした分を月末に精算する場合を紹介したいと思います。
目標
- 個人の財布にある金額を把握したい
- 個人の財布から家用の支出をする場合があり、月末に清算したい
例えば、財布に2万円あり、自分用の買い物で3,000円、家の買い物で2,000円の支出があった場合に、清算前の財布の中身は15,000円であることが分かるというのがまず一つ。
月末の清算時には、何回もある支払いのうち家用の支払いの合計がいくらだったのか分かることが必要というのが二つ目。
最後に、家用の財布から個人の財布に清算額の移動が必要。
以上のことを、こういう風にすればiCompta 6で管理できるという方法例を示したいと思います。
例示も複数行いますし、こうしなければならないと言うこともありませんので、自分に合った方法で使っていただければ。
方法1:個人の財布フォルダにして口座を分ける
個人の財布をフォルダにして、その中に個人用の買い物を記録する口座と、家用の買い物を記録する口座を分けようという方法です。
家用の口座をクレジットカード扱いにすれば、清算も自動記入で楽々です。
フォルダのところには合わせた残高が表示されますので、上記の目標1をクリアできます。
また、フォルダを選択した場合、記載内容の合わせたものが表示されます。
口座を選択すれば、その口座だけの内容に。
例に作った口座はクレジットカード扱いにし、自動で家の財布から清算するようにしていますが、月ごとの支出の合計額も表示されますので、それを見て自分で手入力することもできます。
この方法のいいところ
口座の選択次第で、合わせたり分けたりの表示を切り替えることができる。
自動で清算分の入力をさせることもできる。
この方法のデメリット
口座を分けているので、一回の買い物に混在している場合、それぞれの口座で分けて入力する必要がある。
方法2:家用支出立替カテゴリを作る
立替用のカテゴリを作っておいて、集計機能を利用して月ごとのそのカテゴリの金額を出して、その分を手動で清算する方法です。
財布の口座は一つだけ。個人用の財布から立替えた分を立替用のカテゴリで入力しておきます。
月ごとの立替金を計算してくれる集計を用意します。
比較用集計を使うとわかりやすいと思います。
口座は個人用の財布に限定しておきます。スクショでは明細は何も指定していませんが、立替分だけにするとすっきりします。
集計画面を見ると、スクショのように家用立替がいくらあるのか分かりますので、後は手動で清算します。
この方法のいいところ
1回の買い物分はカテゴリ分けだけで一度に入力できる。
この方法のデメリット
清算は手入力しないといけない。
口座の画面では自分用と家用の額が分かりづらい。